皇居散策、春がきた2022.2.26

カーテンを開けた朝の日差しが眩しくなってきた。今日の太陽は特に眩しい。
無償に皇居ランに行きたくなった。いえ、ランニングではなく散歩、ウォーキングだ。
この晴天、ランナーもそれはたくさんいるだろう。
スタートは二重橋前。あれ?それほどランナー多くないかも。ランチ時のせい??コロナのせい??
てくてく、てくてく、、ぽっかぽか、気分がいい。

皇居の外周を歩くつもりだったけど、東御苑に導かれるように入った。ここも人が少なく心地よい空気感。
まずは天守台から。
徳川幕府により江戸城天守閣は3度も建てられたそうだが、4度目はこの石垣の天守台が築かれただけで再建はなかったそう。
天守台から見る、本丸大芝生とその先に見える大手町日比谷のビル街はなんとも不思議な気分にさせてくれる

 

今日は松の木にすごく目が行く。大手門から東御苑に入る前から手入れされた松の形の美しさ。
松が皇居の景観により美しさというか洗練されたというか、高貴な非日常的な空間を演出している、確実になければならないもの。
やっぱり城と松はセット!

芝生に一本の松。
なんとなくハワイのモアナル・アガーデンのモンキーポット、♪この~木なんの木、気になる木~♪を思い出す。
側では家族が芝生に座ってのんびりしている。幸せな風景はこちらも幸せになるね。

松からパワーをもらおう。

松の木の先には桜がもう咲いていた。確実に春は近づいている。

今日は御苑内にあるショップで小銭入れを買った。
張る(春)財布と言って、お財布は毎年春に新調しなさいって、Dr.コパが言っていたなと
なんと、菊の御紋入り。貴、青、緑、赤、オレンジの5色、黒もあったかな。。悩んだ末に大好きな色に決めた、
それは「オレンジ」オレンジ色が大好き。

皇居を出たところのお濠には白鳥がいる。今日も一羽。
綺麗とは言い難い水だけど、もしかしたら餌は豊富なのか、頭を潜らせ一生懸命餌を食べてるのかな~って
ずっと見てた(笑

皇居は都会のど真ん中、交通量も多いし、ビルも多い、空気などキレイなはずはないんだけど・・
なぜかマイナスイオンではないが、空気が違うといつも思う。そう、思い込んでるだけなのだろうか??


2022年がスタートしました2022.2.14

投稿2022年がスタートしました。
ブログの投稿は2020年12月を最後に、なんと丸まる一年投稿ストップしてました。
完全にコロナに負けてましたね、わたし・・・
過ぎてしまった時は戻せないけど、振り返ってくよくよせず、前に進もう!と思った年初でした。
なんて調子いい(笑)

さて、先日参加したオンライン日本酒会がとても楽しかったことを書きたいと思います。
「立春朝搾り」を飲んだことはありますか?
立春は新しい年の始まりです。
二十四節気(季節の区切り)のひとつ、立春、立夏、立秋、立冬とありますね。
社会人になってレターを書く研修で、このあたり勉強したな~。
立春は春の始まり、この二十四節気では1年の始まりとされる日です。

この立春の朝、2月4日に絞られる酒があります。「立春朝搾り」と言います。
そっか~もうそんな時期か~どうしようかと悩んでいた時に、千駄木イタリアンレストランTonoさんから
「7蔵合同立春朝搾りの会」のご案内を見つけてしまった~~なんてなんて、グッドなタイミング!

待ちに待ったお酒7本(特製ミニボトル)とTonoさんのおいしいおつまみを受け取り、開始の5時までじっと待つ。
オンラインといえども、やっぱり乾杯でボトルオープンするのが鉄則です。
乾杯は、栃木県第一酒造の島田社長より。
開華をまずは一口。爽やか、きりっと男前なお酒。
そして会は、北の蔵から順次、社長からお酒の紹介と今年の抱負をお話しいただく、主催者の外岡さんからの巧みな
進行により、出るわ出るわ、秘話(笑)

秋田県 天寿
栃木県 開華
三重県 若戎
島根県 豊の秋
岡山県 嘉美心
広島県 賀茂泉
山口健 五橋

どれも美味しく、どれも若々しいお酒。
香美心の社長が「7蔵ブレンドして飲んでるよ!」と言ったその一言で、たぶんオンラインの参加者全員が
ブレンド始めたと思います。
ほんとだ、おいしい・・味わいが丸くなる。
型にとらわれずに、自由に飲んでと言われても、どう自由にしていいのかがわからない。
にごりを燗にしたり、なんかそういうこと?なんて思っていたけど、ブレンドもそうですね。
頭やわらかく対峙しないとね(。。;)
とにかくなかなか入手しにくい立春朝搾り、7蔵も入手できて本当にありがたい!


金沢で日本酒を楽しむ2020.12.15

石川県は日本一お寿司を食べる県、とあるテレビ番組でみたとおり、金沢にはたくさんのお寿司屋さんがあります。高級すしから回転すしまで選り取り見取り。食べないわけには行きません。
水引文化の調査目的で訪問した金沢でのもうひとつの目的は地酒を堪能することです。この日は「手取川」「吉田蔵」を醸す吉田酒造で日本酒を購入し、夕食はお寿司と日本酒と決めていました。
ところが、街巡りに明け暮れお昼ご飯を食べ逃してしまった私は、夕方4時に猛烈な空腹に襲われてしまいました。金沢城を出たあたりで、本当に突然。それまでは金沢城の美しさ、真っ白に聳え立つお城とお城を守る頑丈そうでかつ整備されたお濠、手入れされた庭に見とれておりました。

突然、めまいがするほどの空腹、いったい私に何が起こったのでしょうか・・
ふらふら食べ物を探し道を彷徨っていると目の前に、BEERと看板の出ているおしゃれなカウンターバーが現れました!神の恵みよと覗いてみると、そこは立ち飲みの焼鳥屋さん「くしやき広坂通」でした。あまりの空腹でお店の写真を取り忘れましたので、こちらの金沢観光紹介サイト金沢時間さんのページからお店をご紹介

いやはや、生BEERのなんと美味しいことよ!
喉の渇きも忘れて歩き回っていたのでしょう、五臓六腑に染み渡る~久しぶりの感覚でしたね。
そして串焼きも美味しかった~梅ぐるぐる、かわ、しいたけで、BEERとハイボールをいただきました。
焼鳥の絶妙な焼き加減も良く、とても美味しく、梅ぐるぐるが気に入りましたね。

さて、この後お寿司という気分ではなくなってしまい。。どうしようかな~とマスターに日本酒をたくさん置いているお店を聞いてみました。するとカウンターの隅にいた女性のお客様が「日本酒真琴」を紹介してくださいました。金沢の代表する観光スポットひがし茶屋街にあり、お茶屋街の散策を兼ねてた立ち寄ってみてはどうかと、なんとも心をがっしりつかまれるご提案!


ご紹介くださった女性の方は「よふ葉」というカフェバーのオーナさん、さすがひと味違います。
「よふ葉」さんはあいにく休業日で、でもだからこそ、くしやき高坂通さんでお会いできたわけで、これは次回訪問はお寿司やさんと「よふ葉」さんと決まりました!

お腹も落ち着き、平常心を取り戻したので(笑)ひがし茶屋街と「日本酒真琴」さんで写真を何枚か撮りましたのでご紹介
真琴さんでは本当にたくさんの地酒をいただきました。どれもこれも美味しくて大満足、石川県おそるべし!
もちろん今日訪問できなかった手取川もいただきました。明日必ず行くぞ!

あれだけ飲んでも、まだ気が張っているのか二日酔いにはならずに、翌日は電車で金沢からJR北陸線で松任駅へ、金沢から10分くらいで到着、思ったより近くて驚きでした。事前に吉田酒造さんにお電話で売店での購入希望を伝え最寄り駅を教えていただいてました。松任駅からがタクシーで移動。タクシーの運転手さんも心得たもので他の蔵を紹介してくださりながら、吉田酒造へ移動してくれました。

念願の吉田酒造さん。お話しを聞かせてくれた吉田会長、お忙しい中ありがとうございました!
ドキュメンタリー映画「The Birth of SAKE」でも有名ですね!吉田酒造さんの酒造りをMOVIEにまとめたものです。
酒造りのドキュメンタリー、しかも外国の方が作ったものとかなり話題になりました。
日本酒好きになった人なら誰でも衝撃的な日本酒との出会いがあるはずです。手取川は私が初めて「このお酒の名前は忘れない」と思ったお酒です。もう10年以上前のことです、神楽坂のお店だったと記憶しています。この時、「石川の酒」「手取川」と2ワードが脳にインプットされました。それが手取川との出会い。米・水・酵母すべてを地産にこだわった今の吉田蔵の旨味も大好きです。地元の米、地元白山の豊富な水、金沢系酵母で地元にこだわったお酒です。石川でしか買えないお酒も吉田蔵も手取川も購入できて大満足!今は自宅で美味しくいただいております。
そんなわけで、この2泊3日の金沢旅行は本当に本当に楽しく美味しく心温まる、とっても良い旅となりました!


金沢へ加賀水引細工編2020.11.3

水引の産地といえば、長野県の飯田水引、愛媛県の伊予水引が有名なのですが、水引と聞くと金沢や京都をイメージしませんか?中でも鶴や亀のすごく立派なオブジェとして見る機会があるのは加賀水引ではないかと、金沢を巡ってきました。
金沢駅 金沢のランドマークです。駅に降り立つとドーンとそびえていて、金沢っ子から言わせると金沢の街には立派すぎると思う人もいるとか。確かに本当に立派です。下から見上げると細工も素敵な素晴らしいアートです。

さて、すぐに観光協会で今回の旅の目的「水引」について知りたいと相談すると、「津田水引店」と兼六園近くにある伝統工芸館、そして長町武家屋敷街にある老舗記念館を紹介してくれました。すごく素敵な女性で対応もとても親切でそれだけでも来てよかったと思ったほど。
そこは金沢中央観光案内所。駅の観光案内所は混雑していて、ホテルの場所や名所までの行き方などを聞くには良いが、ゆっくり説明を聞くことには不向き、ちょっと足を伸ばして(と言っても、バスで2駅くらい)南町という場所にある金沢中央観光案内所をおススメします。

さっそく観光案内所のすぐ裏にあるという武家屋敷街を散策。江戸時代にタイムスリップしたみたい。

その片隅に見つけました、老舗記念館!昔の薬屋をそのまま利用しているそう。
1階は江戸明治期の薬屋の様子がそのままに。漢方薬が主流だったんだな~当たり前だけどそう思い、ドラマ仁が頭を過ぎりました(( ´∀` )

2階もあるよ、と受付のおじさんに案内されて上へ。そこにありました!探していた水引細工!
おじさんの説明によると昔の結納は本当にこれだけ揃えていたそうで、この水引細工ひとつひとつにも意味があるとのことでした。鶴=鶴は千年「長寿を象徴」に加え、「夫婦鶴」といわれ一生連れそう鳥だそう「ずっと仲良く連れ添って」という意味。
亀=亀は万年「これも長寿」また浦島太郎伝説にもあるように海の神様、ご利益をもたらしてくれるという意味。
松竹梅の梅(花)も水引でよく使われます。梅=梅は冬の厳しい寒さでも花を咲かせる事から繁栄の意味

そして何より驚いたのは「宝船」が水引で作られていたこと!お宝を運んでくるそのままの意味。
見てください、これが水引細工ですよ!その器用さに感動しませんか?!

さて、武家屋敷を後にした私は、金沢水引といえば津田さんと言われる津田水引店を訪れました。

なぜ金沢水引と言えば津田さんと言われるかといいますと、1915年(大正4年)津田左右吉(そうきち)氏が作り出したものだからです。元々上流階級での物品のやり取りに使われていた「水引」と「折型」(和紙で品物を包む)という正統な礼法は、きちんと折り目をつけた平面的なものでした。今でいうとデパートできちんと包装紙で包み、リボンを手結びでかけたものみたいなイメージかな。出来合いのお花のリボン(立体的)をシールでペタッとつけるのではないパターンです。
これを折型もきっちり折らずにふっくらと折り目を付けただけにとどめ、それを水引で結んだのが加賀水引の始まりだそう。津田左右吉氏のアイデアから生まれたのが加賀水引なんですね。

これが折り目をふわっとさせ、あでやかな水引で結んだ加賀水引です。ボリュームのある華やかな印象になりますね。
ちなみに、きちっとしていた折型はこのような感じです。

折り紙みたいですね。日本の伝統文化はつながってますね。

他にもすごいな~と思ったお話しをご紹介しますと、、左右吉さんはその独創的な技を「無茶苦茶流」と言ったとか。基本の流儀を尊重していることが伝わる言葉です。それでも自分流にアレンジするには大変勇気のいる時代だったろうなと思います。喜ばしいことにその熱意と流儀は今でも脈々と受け継がれています。
更に、折+立体水引+書の三位一体が加賀水引であるという基本軸を崩さず引き継いでいる姿勢にも感動します。3セットなんですね。確かにご祝儀袋に書かれている美しい文字も大事!
すべて揃って加賀水引とは、感慨深い。

この先100年も200年も続く伝統であって欲しいと切に願います。
日本人が感謝や祝いの心、贈る気持ちを持ち続ける限り水引文化は継承されるはず、そう信じています。


ハワイの酒蔵2020.10.10

南国ハワイでの酒造り、それは移民時代にさかのぼります。このホームページ内でも唐突にEpisodeとしてハワイの酒STORYを書いているので良かったらどうぞ(⇒こちら)。ハワイを何度か訪れ、その都度ハワイの居酒屋で日本酒を頼んで飲んでいるのに、何にも知らなかった私・・
初めてハワイでの日本酒の歴史を知った時の衝撃は今でも忘れることはできません。
そこから自国の歴史も自国の酒についても語れない自分が急に恥ずかしくなり、日本酒や日本文化の知識を深めようと悪戦苦闘しながら頑張っています。
水引を取り扱うようになったのも同じ。結婚式などで使う祝儀袋に綺麗な水引がついていることはあまりにもあまりにも普通のことで、なぜ水引が使われるようになったかなんて考えもしませんでした。

ハワイで行われている日本酒のイベントがあることもハワイで知り(笑)・・
そのイベントでハワイで酒蔵を作ろうとしている日本人がいるという噂を聞きつけ、1年がかりでオーナ兼杜氏の高橋千秋さんとお会いすることが出来ました。「やっと会えたね」・・でした!
2019年8月、ハワイの日本酒イベント「Joy of SAKE 」で初対面!!

 (Joy of SAKE のオープニングで乾杯する高橋千秋さん)

なんと嬉しいことに建設途中の蔵を見せてもらえることに。

 

なかなか進まない建設(ハワイアンタイムはのんびり)ではあったけれど、やっとオープンできる状態になった2020年3月、「さあ、これからっ!!」というときに始まったのがコロナ騒動・・・
日本から手伝いにも行かれず心配でやきもきしている人が私以外にもたくさんいると思います。
それでもさすが千秋さん、ハワイの方々がその熱意に動かされボランティアをかって出てくれているそうです。
現地の人に愛される酒蔵、愛される酒、これこそ千秋さんの求めているものですね、きっと。

日本からも熱く熱く応援しています!
たくさん色々なメディアで取り上げられているのでご存じの方も多いかと思いますが、Fun酒も大変大変熱く見守っております。
この記事を読んでくださった皆様もハワイ酒蔵 Islander Sake 応援してください!