水引作品について2020.4.21

3月から新型コロナウィルスの騒ぎで、世界中の人々が落ち着かない不安な気持ちで過ごしていると思います。
私自身も心がざらついているというか、スッキリしない気持ちをどうにか平常心に戻そうとしています。

あるテレビ番組で櫻井よしこさんが「日本人が本来の日本人に戻れば、一丸となってウィルスに立ち向かっていけるし、収束させることもできる」と言っていた言葉が印象的で、日本そして日本人をもう一度見つめ直してみようという気持ちになりました。
日本酒の歴史やハワイ酒の歴史も日本人の気質が大きく関係しています。水引の歴史も同じです。
「神を崇め自然を慈しみ、目的のために真面目にコツコツと取り組み、集団生活を乱さないよう協調性のある国民性」と私は思っています。

 

ここからFun酒が取り扱う「水引」に話を転じます。
水引は、人と人をつなぐという意味を持ちます。始まりは、飛鳥時代に遣隋使が朝廷への献上品を紅白に染めた麻布で結んでいたことと言われています。その後ずっと、贈答の際に水引を用いる風習が続いています。
大切な人へ気持ちをこめた贈り物を渡す、心をつなぐということはとても大事にされてきたのです。
水引は日本人の生活の中に自然に取り入れられています。
お祝い時のご祝儀袋についているのが一番目にする機会が多いかもしれません。お正月の豪華な水引飾りも有名ですね。でも私は水引がなぜご祝儀袋に使われるようになったのかを知りませんでした。この水引の歴史をひも解いた時にピンと閃くものがありました。「自分のお気に入りの日本酒を大切な人に差し上げる時、特別な想いを込めていることを表現できないか?」と。
そこからFun酒の水引作品はスタートしました。
ボトルだけではなく、グラスやお猪口にも水引をあわせた全体コーディネイトをしてみようと、試行錯誤しながら生み出した数々の作品。どれもFun酒の思いの詰まった品々です。私はこの作品たちひとつひとつがかわいくて、自分で使っています(笑)

水引の良さは美しい色合いを自分で作り出せることです。
例えばイタリアのお友達のおもてなしに使っていただい時はイタリアの国旗の色でボトルを飾ってみたり。

定年も迎えた上司にお世話になった御礼に送る日本酒を水引でラッピングしてみたり。

今は自粛で制限されている日本酒のイベント、たくさんの人がマイお猪口を使っているので自分のお猪口の目印が欲しい、、という声から作ったお猪口マーカーは、見栄えのするゴールドを使っています。
イベントで使うと気分も上がる!

水引は和紙で作られた一本の紙紐、それを何本か重ねて様々な形になる変幻自在でいろんな可能性を持った日本の大切な文化です。
折り紙にも通じるものがあると思います。一枚の紙から鶴が作り出されるなんて驚きです。
ご祝儀袋だけではなくて、日常生活にもっと取り入れて楽しんでもらえたら、嬉しいです(^^)

今は「STAY HOME」是非ご自宅飲みに取り入れて「おうちを楽しく」してください!